検索エンジンがページを評価する際、その内容もさることながら実はページのURL自体も重要な評価要素とされていると言われている。
URLの文字列も検索対象になる他、検索エンジンに対して好まれやすいURLとそうでないものがあり、その点を意識しながらサイト構築をすることは検索結果に少なからず影響を及ぼす立派なSEO対策といえよう。
こうした行為をRikiyは「URLの最適化」と呼んでいる。
URL最適化は対費用効果も高く、検索エンジンが好むアドレス、厳密には「好みやすいとされている」アドレスの傾向さえ理解できれば、さして難しい作業ではない。
その傾向をRikiyなりにまとめた、URL最適化における施策を4回に分けてご紹介したいと思う。
今回は第2回、「URLの関連付け」だ。
アドレスにもキーワードを意識する(URLの関連付け)
皆さんはサイトのディレクトリやファイル名を決める際、どのような基準でそれらを決めているだろうか。
検索エンジンにとってURLの文字列も検索対象になることは前述の通りである。
従ってディレクトリ名を決める際に内容と関連性のある単語等を使用することはページ内にキーワードを埋め込むことと同等の効果が期待できるSEO対策となるのだ。
例えば当サイトの場合、SEOやSEMに関する内容を格納するフォルダに「seo-sem」というフォルダ名を利用しているが、これらのキーワードで検索すると図のような結果になる。
ページ内の文字列だけでなく、URLの文字列もキーワードとして認識され、結果に反映されていることがわかるだろう。
必ずしもURL内の文字列が結果に反映されるというわけでもないようなのだが、少なくともやっておいて損はない。
また、これについてはURLに使用できるのは基本英数字なので日本語キーワードへの対策にはならない、と考える方もいらっしゃるかもしれないが、Googleでは主に固有名詞をはじめとする一部の単語は日本語で表記しても英数字表記を相互認識してくれるため、あながちそうとも言えない。
「ヤフー」と「yahoo」、「グーグル」と「google」などはどちらの文字列で検索してもいずれの表記も検索対象となる、という感じだ。
汎用単語では「ダウンロード(download)」「マップ(map)」など、比較的インターネットに関連の深いキーワードがその傾向にある。今はまだ少ないがこういった単語は今後増えていく可能性は高いだろう。
(2008年2月19日)